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本日は親ばかで

 一日遅れの記事となってしまったが。昨日の母の日の事である。

 バレンタインデーにホワイトデーがあるように、母の日には父の日がある…というのは単なる暦の流れであるが。
 我が家では、バレンタインデーを『年に一度小エビで鯛を釣る日』と呼ぶ。案の定、主人は毎年翌月を待つように何かしてあげたくて、ソワソワとするから、小エビで鯛作戦は大成功というわけだ。
 これを記していて、だからなのだろうと思うのだが、娘の中で、母へのプレゼントと父へのプレゼントの扱いが大きな違いがあるらしい。

 毎年、娘は母の日に、なけなしの小遣いをはたいてピアスをくれる。勿論大した金額の物は買えない。だから数年前迄は、主人がいくらか足して、それなりの物を進呈してくれたりした。けれど、彼女は彼女なりに、自分の力でなんとかしたいと思うところがある模様。
 何故なら、何年か前だけれど、ほんとに数百円しか持ち合わせがない状態の時、青い蝶が刺繍されたガーゼのハンカチをくれた年がある。子供ながらに、この金額ではと思ったのであろうが、主人がなんとかなだめて、お前が今出来るものでいいんだと言ったのだろう。その後、肩たたき券やら、自作のしおりやら、色々作ってくれた貧困の年は数年続いた。

 私にとっては、どれも甲乙つけられない宝物である事は言うまでもない。言い換えれば、物であろうがなかろうがなんだっていいのである。充分な小遣いを与えていないという事もあり、大人同士であれば、お気持ちだけでというところである。

 対して、父の日のプレゼントは、娘の力作?が多い。燃えるような赤のスーパーカーの絵だったり、車のナンバーが記されたお守りだったりと、彼の趣味を讃えるような作品ばかりである。ちなみに、バレンタインデーはチョコだが、手作りに徹している。
 私からすれば、そっちのがいいじゃんって思うんだけどね。人間は無いものねだりな生き物である。彼に言わせれば、何でもいいうから物が欲しい。。。みたいである。

 そんな娘の今年の母の日のプレゼントは、猫のシルエットに薄い青のきらきらがついたピアスであった。びっくりさせたいからと、義母の部屋に隠し、当日のご飯の時間にお披露目された。普段夜ピアスなんぞつけたまま就寝しない私でも朝迄外さずにいた。
 『いいよねお母さんは』
 とは主人の台詞である。来月はまた、主人にとってはどうでもいいような物が贈られるのであろう。

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