« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

なんちゃって技術

家の鍵をなくした。

無くした場所は2箇所ほど思い当たるのだが、いずれも家から遠いし、泥棒が入る心配はないのだが、ひとり1個持ってた物が無くなるというのは、不便極まりないので、さっさと作らねば。

3日と空けずに行く近所のスーパーの入り口近くに、いつも磨り減っちゃった靴底や、合鍵を作って貰う小さなスペースの修理店がある。

義母から借りた鍵をカウンターに置き、今後の事もあるので、2つお願いしようとしたら
『これは。。。どこの鍵でしょう』
『へ?・・・うちの玄関ですが』
『外国製ですか?』
『はあ?・・・あのー、お留守番の方?』
『いえ、変わったんです』
そーゆうことか。。。
そこに、もう一人の女性客が傘の修理を頼もうとやってきた。
『あら?傘やめちゃったの?』
『はい、やってないんです』

確かに私が持ってきたのは、マスターキーではない。
てか、外国製なんかじゃあ絶対に無い今住む家を中古で購入した際に、ここで作っていただいたものである。
『ここにね、こういうメーカ名が書いてないと作れないんですよ』
と、分厚い本を引っ張り出して説明しだした。
前のおじさんだったら、
『これマスターキーじゃないから、もしかしたら合わないかも。そしたらまた持ってきてね』
とかなんとか言いつつ作ってくれたんだけど。

鍵屋さんまでフランチャイズ化されてるらしい。

どうも、ある程度ご年配に見える方が年季の入った作業着に身を包んでいると、技術も年の分だけあるように見てしまい、裏切られるケースが多く、
つい先日も、娘に自転車を購入した際、ハンドルが曲がったまま納車しようとしたおじさん相手に主人がキレた。

購入したのは、夕方少し前。
整備に時間がかかると言われて、数時間後に取りに行った。
整備表を一緒にチェックしながら
『ま、持ってきてくれればすぐみますけどね』
はいはいと聞き流して最後にサインをしたら、それまで黙ってた主人が自転車に跨いで
『お前、これで平気で納車する気?』
と茶々を入れてきた。

実は、購入前にも跨って、ちょっとハンドルが曲がっているのが気になっていたらしい。
それが直っているかどうかの意地悪でもあったのだが、どうも何度か繰り返して聞こえた
『ま、持ってきてくれればすぐみますけどね』
というのが気に入らなかった模様。
『お前、これで飯食ってる技術職だろ?
それは、これから俺の娘が命預ける乗り物なんだぞ?
ちゃんと自転車跨いで確認したのか?』
『見ましたけど、曲がってます?』
さらにどこかがキレる音を聞いた気がする。。。

すみません。今すぐ直しますって言えば済むのになあ。
けど、って言われたら、けど何だ?って聞きたくなるではないか。

暫くいじって、報告しにきた。
『直しました。今回は大丈夫だと思いますけど』
口癖って言えばそれ迄だが、おじさーん、そいつぁちょっと・・・という感じである。

しょうがないので、もう少し偉い人に出てきていただいた。
マネージャーと称する、明らかに我々よりも年齢が若いその方は、最初っから平謝りである。
『こちらもね、今後気をつけますので、って言われれば、もうそうしていただくしかないのは解ってるのよ?
なのに、その人、必ず言葉尻にケドってつけるから主人が引っ込みつかないで困ってんのよ。
あなた、なんとかしてちょうだい』

結局、それでも自転車のハンドルは微妙に曲がっていて、後日主人が叩いて調整していた。
所詮ハンドルなんて、そんな風に微調整するもんじゃあないの?と私は思うが、
職人風吹かせて、自分の仕事にプライドが持てないって点に腹が立ったというわけで、
鍵屋のおじさんに、その自転車屋のおじさんの影が重なるのであった。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

Amazonカード

私の財布はカードで膨れ上がっている。

普段、使える所でなら、子供のノート1冊買うのでもカード払いにしているものだから、灯油や酒を買ったり、病院にでも行く用がなかったここ数日は、生活費としてのお金は小銭入れに少しジャラついているのみで、紙のお金といえば、かろうじて先日買った宝くじの当たり券のみであった。

カード会社の種類も、持てる範囲であれば、だいたい揃っている。
しかし、カード会社単独のものはひとつもなく、だいたいどこかが提携しているタイプ。
だから、基本的には年会費無料のものが多い。というか、ほとんどそう。
これで、1枚1枚に年会費を払っていたら、維持費だけで結構な金額になるはずである。

カードの枚数は多いが、払う箇所はなるべく少なくがモットーな私。
一番愛用しているのは、レシートに印字されるポイント数がダイレクトに金額に反映され、使いたい時にいつでもポイント消費が出来るものである。
先日ネット銀行のeバンクがOMCカードと提携になったのだが、ダイエーで買い物しても出した事がない。
このカードには、映画を観る時に提示すると当日券を自分の分のみ300円引いて貰える特典があるのだが、レディスデーばかり利用して観ている為、1,800円が1,500円になるより1,000円になるほうがお得なので、提示した事がない。
ちなみに一緒に行く主人が毎回提示している。彼の場合、こう使う為にOMC提携タイプのカードにしていただいたようなものだ。

さて、今回書きたいのは、Amazonカード。
作ってからまだ2年経ってないのだが、先日1通のお知らせが届いた。
サービスが停止するとの事。ふぅん。
確か、作ると同時に2,000円分使えるから作ったカードであった。
利用は年に数回程。

先日も『実践Web Standards Design』という本を探していたら、どうも広い広いネット界中探しても、Amazonの中古しかない絶版のものらしい。
しかし、定価は3,200円+消費税でありながら、1万円に近い9,000円代+送料が数件、1件なんて10万円とかついている。
どんな内容か知らんが、そうなるとどうしても欲しくなってしまった。
10万円はいくらなんでもふざけているとして、中身が見えない本に1万出すには勇気がいる。。。と暫く思案した結果、自分が思いつく大きな本屋さんに電話してみることにした。

オンラインな世界ってなんて便利なのでしょう。
その出版社が潰れてる事も教えていただけたし、その場で各支店を調べても下さったのだが、やっぱりどこにも残ってないとのこと…。
次にかけたところにもなかったのだが、ヨドバシカメラに1冊だけ私の為に残っていた。
しかも電話した店より、うちから電車で近いところに。
灯台下暗しとはまさにこれ。
というわけで、なんのこたあない定価で手に入れる事が出来た…というのは余談である。

Amazonのカードが使えなくても、クレジット決済が出来なくなるわけではなかろう。
財布のダイエットになる程度の気持ちでいたら、どうやら違うらしい。

来月半ば程には新しいタイプのカードが届いて、年会費が3,150円かかる??
初年度は、お約束のようにかかりません。
でも次年度って、作ったのが3月だから届いてすぐじゃん。
解約解約…。

ネットで調べると、私のように年会費嫌いの方が解約しようとしたが、問い合わせ先が見つからないの、暗証番号がわかっても電話番号がわからんだのと苦労した様子。
確かに今回送ってきた書面には、解約の方法など記されていないし、連絡先もない。
よく考えると、それってどうよ。。。という事である。

幸い、カード類を作った時の書類というのは、Amazonに限らず一式全部ファイルしてあるので、苦労なかったけど、あまりに簡単に解約できたのが逆にちょっと心配で、年が明ける位迄はファイルのダイエットはしないでおこうと思う私であった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

学生証明書

年末調整の季節…にはちと早く、いつも主人の会社からはこの時期に書類の提出を求められる。

私は、自分の仕事を持ちつつも、未だ主人の扶養家族に甘んじている身である。
以前は、その年のおおまかな収入をメモ書きで申告すれば済んだ。
これもクセもので、まだ10月半ばであるのに、本年分の収入って計算できそうで出来ないもんだ。一回なんか、今年中に貰えるはずのお金が年を越してしまい、別にそれで食いつないでいるわけじゃないから、お金はいいのだが、収入の金額としては、今年の分をまた来年申告するような形になるではないか。
その金額のおかげで控除額に響いたというのに、来年また、微妙な金額になったらどうしてくれるのだ。。。

それも数年前から、区役所が発行する『非課税証明書』なるものを提出するシステムとなり、今年から更に煩く、学生は学生証明書の写しが必要となった。
但しそれは18歳以上の学生の場合であり、当然と言えば当然である。

学生証と言えば、先日親子で映画鑑賞に出かけ時の事。

映画鑑賞の金額の括りは、各映画館・観る映画によっても違うかもしれないが、私がよく利用するところは、小中学生迄が1,000円、大・高校生が1,500円、大人が1,800円である。
窓口で学生証の提示を求められたが、うちのお嬢さんは、そういうものの重要さをあまり把握していらっしゃらない。
友達と映画に行く時には、友達に迷惑かけると悪いので家を出る前に『持ったの?』と確認するが、今回あえて私は確認しなかった。

『ほら学生証提示なさい』
『…忘れた』
『2作目・3作目に忘れたら、お前だけ電車で帰ってもらうよ』
と娘を脅し、窓口のお姉さんには
『保険証じゃあだめ?』
と伺ったところ、
『学生の証明にはなりませんので』
と言われ、諦めようとしたら、
『次回から気をつけて下さい』
と結局小・中学生のチケットを売って下さった。

一見丸く納まったような話だけど、考えたら、普通の日本国民の13歳は、どうしたら小・中学生ではなくなるのであろう?という疑問。

そりゃ不登校なお子さんはいらっしゃるだろうが、それは自主的に学校に行かないだけで、学生じゃあないわけではない。
何らかの事情があって、15歳でも中学生はいる。
しかし、保険証に記された13歳は中学生だろう。
高校生で然るべき年齢でも高校生じゃない人はいるし、社会人の歳の大学生もいるから、そういった場合は提示がないと認められないのは理解できる。

だいたい、中学の学生証なんて顔写真も貼ってないではないか。
保険証のが確実に中学生だって証明できると思うんですけど。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

自分で注意…しないの?

こんにゃくゼリーの製造が中止になって、『こんにゃくゼリー』だけが悪いのかと擁護する声が増えているそうである。

こんにゃくゼリーは、私も昔よく食べたし、娘も大好きであった。
娘が小さい頃から、こんにゃくゼリーは危ないという話は聞いていたが、私は食べるのを止めた事がない。
幸いにして無かった事故なのかもしれない。
けれど、もしもそれを喉に詰まらせたとしても、私はマンナンライフを怨んだろうか。
口に入れて、くちゃくちゃ噛んでいる姿を見て、大丈夫だと思った私の考えは安直だったのだろうか。

それより、当時私は、喜ぶからと言って、際限なく与える実家の母の方が気に入らなかったのを思い出す。

注ぎたてのコーヒーを零したら誰だって火傷をする。
綿菓子は美味いが、棒を口につっこんだまま歩くのは危ないというのは、幼児にだけ言える話ではない。かくいう私も歯ブラシを口に入れたまま歩いていて、危ない目に遭った事がある。
お年寄りがつっかえるのは餅だけではあるまい。
ましてや、こんにゃくゼリーを凍らせて口に入れるなんて、用法・容量を守らずに強硬手段に出た自爆行為である。

そういう事に、いちいち『凍らせて口に入れると、誤って飲み込んだ時に喉に詰まらせて危険です』とか記述しないといけなくなったりすると、裏面の文字が益々小さくなって、結局読まないよって話になるんじゃあないのかなぁ。

注意したら、守るのかな。
てか、そんなこと注意しなくちゃわかんないかなー。

お風呂場用の玩具にしてもそう。
浮き輪に座らせておいたらひっくり返っただとか、シャワー付きの玩具が転んだ拍子に体に入っただとか、聞けば気の毒だとは思うが、その玩具が云々という話なのだろうか。

目を離したら何をしでかすかわからないのは、子供の専売特許である。

だいたい風呂場はプールや水遊びの場ではないのだから、そんな大層な玩具を持ち込んでなければ間が持たないという方が私には理解できないが、これは、その家々の事情があるだろうから一概には言えまい。
にしても、せいぜいシャンプーで頭をソフトクリームみたいにしたり、石鹸でブラジャー作る止まりにしておいて欲しい…と私は思う。

話はそれたが、製造中止にしたマンナンライフが気になってホームページを覗いたら、ポーションタイプは確かに製造中止となったが、チューチュー吸うタイプを大々的に売り込んでいる模様。
その手があったか…という感じ。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

草刈り日和

本日は、雲ひとつない秋晴れ。
吹き抜ける風が汗ばんだ肌に気持ちよい、絶好の草刈り日和である。
出来れば、町内会の草刈りで汗をかくより、何か自分の為に運動していたなら、もっと心地よかったかもしれないが、自分の為に運動する時間なんて作ろうとも思えないので、ちょうどいっか。

秋晴れだったのはたまたまで、今日草刈りなのは、前々から決まっていた事である。
しかし、今月は10ヶ月おきの割り振りで廻ってくる、月に2回行うのが決まりの町内会館清掃当番班でもあり、昨日は昨日で、各ゴミ捨て場毎にまわってくる清掃当番もやったし、班長だから共同募金と歳末助け合いの集金や、回覧も凄い種類で、何回廻した事やらと、なんだか町内会に奉仕奉仕の月である。

というわけで、9時から始まる草刈りに行って参りました。

いつも9時に行くと、何時から始めてらっしゃるのでしょうか?というほど人がいて、刈られた草がこんもりしている。
なので、だいたい草を刈りに行くというよりは、袋詰めして片付ける係りに徹する事となる。
ただ、雑草より、蔓っぽいながーーいのや、竹が多いので、ヘタすると竹の先端で、せっかく詰めた袋がパックリと裂けてしまう。
現に最初の1枚が『ああ…もぅっ』という状態で、袋の上から袋詰めしなければならなかった。

竹の先端に、カラメル色の凝りを見つけたので、隣で袋詰めをしていた初老の女性に
『これって、なんかの卵ですよね』
と話しかけると、
『ああ、カマキリの卵よ』
さすが年の功、色々よく知ってるよね、なんて関心したのもつかの間
『前にね、何かしらと思って家の中に飾っておいたら』
ぇぇぇえ?そいつはちょっと…
『えらいことになっちゃって、ホホホ…』
やっぱね…

昔、教育熱心というか好奇心旺盛な女性と職場の机が隣同士で、その方の場合、蜘蛛がカーテンに卵を産み付けたのに気づいて、家族全員でかえるのを観察したって話をきいた。
『蜘蛛の子を散らすってああいうのよねー』
と、うっとりと言っていたのを思い出す。
その後、どう始末したかは聞いていない。

うちの庭にあったのはバッタの卵。また産みにかえってくるのか、毎年バッタがいっぱいいる時期がある。
でも、家の中では生まれて欲しくないなー。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ありんこ

それは、数日前、いつものように行儀悪く、PCの画面を見つつ昼ごはんなるもののラストスパートに入った時であった。
自分の後ろに位置する木目のままの色したテーブルの角に赤アリが歩いているのを発見した。

赤アリ1匹が地面に面して建つ家の中を這うなんて、あまり珍しい話ではない。歓迎はしないが、ピョンピョン跳ねる蜘蛛だっているし、ゴキブリだってまた最近見かけるし、そのゴキブリが好物だって言う、掌みたいな蜘蛛も時々いてびっくりする。

だが、ありんこというのは、自分の道筋をつけながら歩く生き物らしいので、1匹と言えども侮れない。
だから年に1~2回、台所のシンクに、どこからいらしたのか迷いつつ這う姿を見かけると、抹殺の上、買い置きしてあるアリの巣コロリを置く事にしている。
アリの巣コロリというのは、ゴキブリホイホイありんこ版みたいな形状をしているが、そこで捕まえるわけじゃなく、顆粒とゼリーの餌を巣までお持ち帰り戴いて、一族全員死んでいただくというしくみである。
でも、あの顆粒一粒を1匹で持ち帰るのは大変だろうな。5匹から10匹近くいれば、わっしょいわっしょい持って帰れるかな…と、つまらない想像をしつつ、実際にはお持ち帰りいただいている姿も、ホントに持って帰って巣ごとコロっといってるのかも確認していないので定かな話ではないのだが、台所のアリの件は、いつもそれで解決している。

さて、今回の赤アリは、1匹ではない。テーブルの角を柄のように這い回っている。その道筋を追うと、当然テーブルの角に一番近い足をつたい、そこから一番近い畳と畳の間からいらっしゃっている。
…ちょっと冷静になれない数であった。
無駄な抵抗かもしれないが、とりあえず、今いるものを抹殺の後、台所に放置してあったアリの巣コロリを出てくるところに設置。冷静さを取り戻してから、もっと新鮮な餌が必要かもって、新しいのを開けて設置した。

翌日…昨日より増えてます。
今日のターゲットはテレビ。
それのどこに君たちが好みそうな匂いがするんだかなー。
やっぱ巣ごと全滅していただくのを待ってる心の余裕が私にはないみたい。
次なる手段はアリアース。出てくる畳と畳の間にシューーーーー。

これで安心と思った翌日、逆襲にあった。

敵は、私の本丸PC本体に攻め入ってきている…。
これにはさすがに発狂しそうになった。

別件になるが、私のPC、買って一年もしないのだが、最近ファンが異音を立てる。
ガーーーーと、いかにも廻ってますという音。
一番最初はびっくりして、その場でデータのバックアップを急いだのだが、メーカに問い合わせると、そんなに心配ないという事。(そういう根拠も実はよくわからない)
立ち上げなおすと音はしない。
主人に相談したら、同じく『たかがファンが廻ってる音』と言い切った。
その主人が、である。
ありんこが這う状況とその音を合算して
『ありんこが入り込んでこんな音してるんだ!』
と言い出した…。

そりゃ、夜勤明けで、飲んじゃった後の言葉だから、右から左に流したけど。
ありんこが、こんなに穴がいっぱいある中に入るのが良いわけはない。

今日は、どこにも来てないみたいだけど…。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

どうぞ安らかに

 緒形拳さんがお亡くなりになったと、朝テレビをつけて知った。

 71歳と聞いて、もう少し御歳を召していたのではと思うのは、もうずっとずっと小さい頃から、俳優さんとして私の中に住んでいたからかもしれない。
 だから、まだ71歳だったんだという印象である。

 人から見られる職業というのは、ある意味羨ましい程、その細胞を活性化させるのだな と思う。
 それはカメラに映る時には、きちんとお化粧もしていただくであろうし、ライトもあてているからだというのはわかるが、スクリーンのこちら側に降りて来た役者さん達にカメラを向けると、少し普通の人に近い気がする。
 特にある程度歳を重ねてゆくと、唇の印象が薄くなったり、首元が寂しく感じたりするようになる。

 今日、改めて、先日開かれた『風のガーデン』のクランクアップ報告会見の模様を見て、緒形拳さんも例外ではなく、また体調が万全ではないせいか、ここのところ随分と小さくなってしまった印象を受けた。
 でも、出演されたシーンを見る限り、そんな弱々しい気配はどこにもなく、すっかり騙されてしまう。

 私の実家では、緒形拳さんと言えば『藤枝梅安』であった。私の記憶にはない役柄だが、緒形拳さんを緒形拳さんだと理解するより前に、梅安さんで通っていた。
 彼が出演するという番組や映画を追いかけて観た覚えはないが、そこに『緒形拳』という名前を確認すると、なんだかちょっとわくわくしたし、観ていて安心させてくれるような存在であった。

 亡くなってから『もしも』と例えるのも変だが、生きていらっしゃっても、こんな『もしも』が叶うのは奇跡に近い事として、もしも一緒に過ごす時間を与えられたなら、どこまでも続く川の横の道を、ずっと歩いてみたいような人である。

 インタビューアに何を質問されたのだか、
 『緒形は、まだまだ死にませんから』
 と笑いながら答えていたのが、なんだか自分に言い聞かせていたようで切ない。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ねんきん特別便

 昨日、ねんきん特別便が届いた。

 1週間程前に会社を通して主人の元に届いたものは、いたってシンプルな内容だったが、私のは何行かに渡って記録されている。
 それもそのはず、私が国民年金に加入したのは学生時代で、最初に入った会社は保険も年金も勝手にしてねという、株式会社とは表面上なだけの会社であったし、バブル全盛期は派遣社員だったので、やっぱり国民年金であった。それを挟んで厚生年金加入時期があったりするから、結構ややこしい足し算になる。

 だいたい、自分の年金手帳を、貰う時期に至っていない年代に、いったいどれだけの人がマジマジ眺めているのだろう。
 こんなもん、それこそ、加入の類に変更があったりしなければ、引き出しの奥に大事にしまいこんでいるか、会社が保管していれば間違いないと思っていたのだから。

 最初っから、国がすることにはズルが多いから、しっかり自分の納入記録を保管するよう言っていてくれれば20年前の領収書だって挟んでおいただろうと思う。

 実は、去年の6月、年金騒動が盛り上がってきた頃、何の気なしに手元にあった年金手帳を確認したところ、記述が曖昧なところがあり気になって、一度今回よりも詳しい記録書を出して貰っていた私である。
 それには、自分の加入記録を年度毎、月毎で分けた、現在までの被保険者記録の照会票が添付されていた。
 心配には及ばず、記録漏れは無いと思わせる内容であった。

 しかし、今回は、一見何の不思議もない内容なのだが、よくよく見ると???である。
 前回、国民年金の加入月数と納付済月数には開きがなかったのに、今回は9ヶ月の開きが生じているではないか。
 この9ヶ月の間に何があったの?と思わざるを得ないので、今朝一番で電話して問い合わせてみた。

 結果は、9ヶ月間加入はしていたものの、納入していなかった時期があったというものであった。

 確かに、記憶を手繰ると、思い当たる節がある。
 私の場合、母が、これからは国民全員が年金を払う時代だから、と余計な手続きをしてきたのが加入の発端であった。
 未だに強制加入になってないガセネタだったわけだが、よく考えると、それは私の為というよりは、母は家計の負担を減らす為に、私を扶養から切ったのだと思われる。

 19の歳から高卒で就職した姉同様、専門学校に通う身である私からも、19歳の誕生月から家賃・食費として月々4万円を徴収した母のやりそうな事だ。
 専門学校に通う為の入学金を含めた学費は、出世払いで家から貸して貰っていたが、月々かかる材料費の他、家賃だけは稼がないとならない私であった。その上年金だあ?
 というわけで、さすがに年金は就職した4月から払い出した…ような、かすかな記憶が蘇ってきた。

 そうなると、去年わざわざ出して貰った記録表が9ヶ月分間違えていた事になる。

 にしても、今回の送付にこそ、その記録照会票が必要なのではないのか?
 1つの加入だったり、1箇所の会社勤めの人にはいらないが、加入月と納付済の月にズレがある人は、この表が無ければ確認のしようがない。
 と電話口で文句を言ったら、また税金かけて表を送ってくれるらしい。。。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »