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2011年7月

領収書は貰っておかないと

知人のお宅でご馳走になり、そろそろ帰ろうと家を出たら、予報通りの雨であった。
駅迄歩いて15分。
いつもは躊躇なく歩く平坦な道のりだが、酔っていた主人が気前よく1,000円札を出し、
『タクシー乗るか』
と言ったのが始まりであった。

普段より多くお小遣いを貰った娘まで、
『じゃ、710円の・・・』
と10円玉を出したので、車内は良い塩梅に盛り上がっていた。
自宅で待つ義母に、先に風呂を沸かして入っておいてくれるように、娘の携帯から電話をさせたのも、騒動の原因のひとつとなる。

駅の少し手前でタクシーは止まり、お金を払った私が最後に降りて、ドアが閉まったと同時に娘が
『携帯忘れた』
『・・・はぃい?』
タクシーを振り返った時には、既に走り出していて、止める事は出来なかった。
不覚にも、ナンバーどころか、タクシー会社も判別出来ず、私に至っては車体の色すら記憶にない。
元々夜目には自信がない上、つまるところ、私も充分酔っていたわけである。

だいたいタクシー乗車中というのは、会話をしないことはないのだが、それぞれが車内ウォッチングしていて、降りた後で、
『あの人、写真と全然違ったよね』
とか、運転手さんのプロフィールを話題にする事が多いのだが、今日に限って、誰も見ていないし、金額がわかっているから領収書も戴いていない。

そんな中、主人だけは、車体が黄色かったと言うので、目の前を通る、黄色い車体のタクシー会社の電話番号を、その場でいくつか調べ、無線での呼びかけをお願いしたが、
『今、2回程続けて呼びかけてみましたが、該当車はありませんでした』
という、素っ気ない回答である。
タクシーに乗っていて、よく流れてくる無線の声と、運転手さんの反応の様子を思うに、失礼ながら
『こんな内容の無線、ちゃんと聞いてんのかな』
と思わずにはいられない。
しかしながら、1社は、
『仕事からあがる前に、車内清掃をしますので、そこで忘れ物が見つかる事がありますから見つかったらご連絡します』
と言って下さった。

いつまで此処にいても仕方がないので、とりあえず帰ろうと乗った電車内では、言うまでもなくグダグダと反省会が始まるのであった。
『お前が、どっかにぶら下げるって言うから、その機種にしたんだろうが』
と、今言ってもしょうがないって言葉は出るし、これ迄、娘と一緒に乗った電車などの座席を立った後に、帽子や傘やペットボトルなど様々な物が置き去りとなり、後から拾って降りた記憶が蘇る。
一緒にいればそうやって拾いも出来るが、そのまま無くなった物も数多いのであった。
揚げ句、
『俺がタクシー乗ろうなんて言ったから』
だとか
『あいつに電話かけさせたから』
そんな事を言い出したら、何もできないのはわかっているが、どうにも止まらない・・・。

なんてったって、2年割賦の契約をして、引き落としがまだ2回の携帯である。
もし見つからなかったら、使いもしない物に対してお金を払っていくことになるわけで、それがなんともバカらしい・・・。
そんな私の考えと違って、主人は、性質の悪い客に拾われて悪用されないかを心配している模様。
ま、停止するのは簡単だし、悪用ったって限界があるだろう。

結構前に、主人も携帯を落とした事がある。
原付バイクで近所に出掛けた時だったから、家に着いてすぐ気付き、通った道を探しに行ったら、交差点付近の電信柱に立てかけて置いてあったそう。
届けたら色々手続きが面倒だけれど、踏まれたり、蹴られたりしないように、親切な誰かが最寄りの電信柱に立てかけてくれたのだろう。

つい最近ではdocomoを持つ知人が落として、GPS機能で場所はある程度確定出来たが、結局戻らずじまいだった話も出た。
そうかGPSね、と自宅に戻ってからauに問い合わせたところ、娘の機種は対応しているし、電話の呼び出しは良好にするがGPSが機能していないとの返答だった。
それもどうして?という話だが、今は確認しようがない。

勿論こちらから何度もかけてみたが、乗車中ラジオが結構大きな音で流れていた記憶だけは鮮明で、あれじゃバイブの音なんて、とても気付かないだろう。
『運転手さん、ここに携帯の忘れ物があるよ』
なんて期待をしていたのだが、誰も言ってくれそうにないから諦めて就寝した。

朝、6時半、娘の携帯が出てきたという知らせを受けた。
それは、昨夜まだ出先の駅にいる時に問い合わせたタクシー会社で、
『呼びかけに該当する車はありませんね』
と答えてくれたきりのところであった。
数時間後、見つかったらご連絡しますと言って下さったタクシー会社からも、
『該当車を何台か当りましたし点検もしましたが、見つかりませんでした』
とわざわざ電話をいただいた。

世の中捨てたもんでもないらしいが、せめて領収書は貰っておかないと、騒ぎが大きくなるのを実感した私であった。

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仇も恨も是まで是まで

『高校生レストラン』の放送が残りあと1回か2回の時、原田芳雄さん演じる住職が、ドラマと脈略なく、ぶらりと旅に出てしまい声だけの出演となったので、どこか具合が悪いのだと察した。
それから間もなく、ネット上で『入院闘病中』の文字を目にして、やっぱり・・・と思ったのに、ドラマが最終回を終えた翌朝放送の『僕らの時代』には、大楠道代さん、岸部一徳さんと一緒に並んでいて、これからまた元気になってゆくものと思い込んでいた。

けれど、元々少し早口で、しゃがれ気味の声が、尚更発しにくいように見えて、まだ完全ではない印象はあった。

19日の朝、亡くなったというお知らせと共に映し出された生前最後の姿を見て、驚かれた人は多いと思う。
身体はともかく、顔の骨にペッタリと添うように貼り付いた皮膚と、窪むだけ窪んだ瞼の奥の眼だけがギョロギョロと動いていて、昨年の10月に亡くなった叔父も、一昨年亡くなった主人の叔母も、最後はあんな顔つきをしていのを思い出す。

違うのは、私が知る限り、あの状態の人は、自分の身体を持て余すようにベッドに横たわり、それまでの優しさや気遣いなどを保つのは難しく、後は魂が耐えられなくなるのを待ち、ひたすら時間と戦うしかないのに、例え声が出る状態ではないにしろ、しっかりと眼を客席に向け、車椅子に座っていらした事である。

そんな、どうしても作りあげ世に出したかった映画『大鹿村騒動記』を、何としても観たくなって、一昨日出掛けた。

いつも行く映画館で上映していないのが残念だったけれど、一律1,000円なのは嬉しかった。
映画の日でも、レディースデーでもなく、夫婦どちらかが50歳を過ぎていなくても1,000円である。

小学生の頃、ハードボイルドと言えば松田優作さんで、原田芳雄さんを初めて見た時には、松田優作さんみたいな感じの人だと思ったが、真似ていたのは、実は優作さんの方なのだと知ったのは随分後である。

久しぶりに、その頃の原田さん達に逢いたくてYouTubeを覗きに行ったら、松田優作さんと宇崎竜童さんと一緒にスーツで決めたビールのCMを見つけ、
『あー、このシリーズ大好きだった・・・』
などと見入ってしまった。

サングラスと煙草が無くては語れず、清潔感とはかけ離れた男っ臭い役ばかりだと思っていたら、いつの間にか、ちょっと癖と味のある親父な役で見かける事が多くなった気がする。

最後は、花形歌舞伎役者という主役、長野県大鹿村で古くから受け継がれている村歌舞伎を題材にしたお話である。
花形とはいえ、親友と奥さんに駆け落ちされてしまったという情けない役柄で、原田さんだけでなく、周りもそうそうたる面々を揃え、よくありがちな小っさな話を、ああしたりこうしたりと膨らませて、終始こちらを『・・・ふふっ』とさせてくれる。
ただ、ちょっと歌舞伎シーンが長かったかな、とは思う。
あの物語の流れがわからないと『仇も恨も是まで是まで』というセリフが持つ意味も伝わりにくいのだろうけれど、もう少し歌舞伎中にドタバタがあったら、歌舞伎初心者の心も掴めたのかもしれない。

僕らの時代で、
『身体が段々動かなくなるし。
動かなくなるから何かが出来なくなるんじゃなくて、動かない事が何かを出来るようになることになればいいと思いますけどね』
とおっしゃっていたが、走ったり、凄んだりしなくても、そこにいるだけで充分な存在感を、まだまだ観せていただきたかったと思う私であった。

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気がつくと

いよいよあと数日で、アナログ放送が終了するわけだけれど、皆さん地デジ化受入れ準備はお済みだろうか?

我が家にはテレビが3台。
居間に1台、義母の部屋に1台、そしてダイニングに1台ある。

あんまり早く買い替えると、色々開発段階だって事もあるだろうし、不具合が出そうで嫌だったのだが、居間のテレビが微妙な時期に壊れてしまい、泣く泣く東芝の液晶に買い替えたのが4年前であった。
案の定、購入後わずか数か月で、液晶の両端にスパッと1本線が入るようになり、それから1度は新品と交換していただいたものの、1年位使っていたら、また同じ症状が出るようになった為、今度はパネルを交換した。
『パネル交換してしまえば、二度とこうなりません』
タダとはいえ、そう何度もなられても困るが、それ以来、症状は出ない。

世の中で地デジ地デジと騒ぎ出してから早々と、居間では鮮明なデジタル画面を、自室ではアナログ画面を見比べるようになった義母が
『私のテレビはいつ新しくなるのかしら・・・』
と呟いたのが2年前。
仕方がないので、日立のプラズマを購入したが、ここ半年程?いやもっと前からジワジワと症状は出ていたのかもしれない。
画面のあちこちに緑色のシミが浮き出てくるように・・・。
日立に電話したら、その日の内に近所に来ていた修理の方が寄って下さった。
『実はこの症状、よく出るんです』
と言いながら、マニュアル片手に背面をチャチャッといじった上、丁寧に2年分の埃迄掃除機で吸い取って帰ったが、やっぱりそれぞれ弱点ってのがあるのだろう。

残ったダイニングのテレビは、液晶の薄型ではあるが、4:3のアナログなやつである。

義母の部屋のデジタルなテレビと同時に同じチャンネルを映すと、画像も音声も輪唱おっかけ状態になる。
義母にしてみると、先に隣の部屋から聞こえてきた音声の後に、自室のテレビで同じ事を言うのが聞こえるという、大変ご迷惑な音声二重放送なのであった。

昨年あたり迄は、画面の一部に薄らとアナログと表示されていただけなのに、いつの頃からか画面の上下が映画でも上映している時のように切られて、アナログの文字がくっきり見えるようになった。
しかもこの地域は、ケーブルテレビの共同アンテナの為、画面下では常に地デジお問い合わせ用の電話番号が鬱陶しく流れているのであった。

このまま7月25日を迎えたら、ホントに映らなくなるのかなー・・・って、そりゃ確実にそうなるのだろうが、映らなくなったテレビを放置していれば、もしかして
『これでテレビ買えば』
なぁんて奥の間から声がかかるかもしれないなどと淡い期待をしたりする。
ま、期待は半分程で、一応、色々手頃な物を探してはいたのだが・・・。

気がつくと、画面の下に電話番号は流れなくなり、アナログの文字が『デジアナ変換』に。

1度位はデジアナって何よ・・・と思ったかもしれないが、それ程長い時間そこでテレビを眺める事もないので、すっかり視界から外れ、疑問も脳裏の隅に追いやられていたように思う。

さて、先週民生委員の7月度定例会なるものがあった。
スムーズにその日の連絡伝達が終了してしまい、大幅に余った時間を情報交換会に充てた時、地デジの話題になった。
『お年寄りの中には、何の事だか未だにわかっていない人がいる』
という中、
『でもデジアナ変換してくれてるから、2015年迄は見れるんですよね』
・・・・・・あれ?
デジアナ変換って、そゆ意味?
じゃ、チューナーもテレビも、あと4年買わなくていいんだ・・・。

なんか、得した気分。

けども、
テレビ買ったって人はいいとして、チューナー買った人、怒んないのかな。

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うそぉ・・・

数日前、7月分と記された電気使用量のお知らせが届いた。

電気使用量のお知らせには、昨年の同月にいくら使ったのかが記されているので、節電したかどうかが一目でわかり、前の記事で、普段から浪費していないから、あえて節電していないと宣言した私であるが、それでどうなのかという結果が出ているとなれば、そりゃあ興味がある。

金額だけパッと見ると、ま、そんなもんかって数字が並んでいたのだが、使用量を見て驚いた。
去年より10kwh多い・・・って、何で??
去年より夜エアコン点ける日が早かったとか?

なんか納得いかなくて、今年に入ってからのお知らせ全てを並べて検証してみた。

すると1月から6月全てが、これも何故か?昨年より、月によっては大幅に少なかったのに、この15%削減騒ぎが始まった7月分に限って、2%ちょい増えているではないか。

・・・・・・あ、わかった。。。

実は、先月主人の健診結果がまた悪かったのだ。
もちろんこれで直接電気使用量が増えるわけがない。

作る量を抑え、大皿だと余分に食べてしまうので、ひとり皿にし、野菜を増やし、飲酒は週末のみに限定し・・・。
それでも尿酸値と総コレステロール値とトリグリセライドにしっかり注意マークが付いている。
好きなもんを好きなだけ食べるのをやめてもダメなら、運動して戴くしかないのであるが、運動するのって案外難しいよね。

自然、この食材をこうすると良いなどという情報に敏感に反応してしまう。

毎朝食べていたサラダの具に、生わかめとオニオンスライスを加え、パン食から納豆ご飯に変えた。
ご飯には納豆があるから、パンの時には、ウィンナー茹でたり、目玉焼きしたりしていた分がなくなり、私の朝食支度時間のダイエット化には成功した気がする。

さて、毎朝何かしら果物を添えるようにしているのだが、定番はリンゴ、グレープフルーツ、バナナ、キウイである。
この果物、先日某番組で、焼くと栄養価が増すと聞き、リンゴの時には、アルミ箔にくるみオーブントースターで40分程焼くことにした。

ここである。
敵はエアコンだけではなかった。

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節電の夏

土日稼働が始まって1週間が過ぎた。

木金を休みにして、土日に稼働します、と簡単に言ってくれるが、私にとってそれは、木金に休まれた上、土日の朝も通常通りに起きて送り出さないといけないという事なのである。

私の休みは、誰がどうしてくれるのだ・・・。

それはさておき、震災による原発事故の影響で、電気が足りないと節電を呼びかけられて数ヶ月。
大きな声では言えないが、我が家では節電の強化らしい強化はしていない。

確かに、電気に頼らざるを得ない物は、家の中に多い。
だが、24時間煌々と瞬くモデムやルータを抜いたら電話が使えなくなるし、1時間やそこら席を離れる位ではパソコンの電源も落とさない。
一日家に人がいる限り、ウォシュレットも入れっぱなしである。
けれど、明るい内に照明は必要ないし、基本的には朝と晩以外テレビも付けていないし、勿論、来客でもない限り、また雨風で窓が開けていられない時以外は、真夏になっても昼間からエアコンなど入れない。

東電の為には節電しないが、家計の為に、元々使わないで済む電気は使っていないつもりである。

ただ、我が家には齢80の義母がいて、彼女の部屋では、併用によってはブレーカーが落ちる程の威力を持つ『電気ポット』があり、起きている間はずっと付いているテレビがある。
新聞を読んでいても、転寝をしていても、それこそ出かける時以外、ずっとずっとお友達のテレビ君である。

更に夏。
暑いと思い立った日から秋を感じる迄、朝10時頃から夕方迄ずっと、エアコンの室外機が静かになることはない。
奥ゆかしいのか、自分が外を見たくないのか、下手をすれば雨戸すら半分しか開けず、玄関に通じるドアを閉まらない程度に細く開け、ダイニングと通じる襖に至ってはピッチリ閉じていれば、そりゃ暑くて、息苦しくて、死にそうにもなるだろう。
それも去年迄は、ほおっておいた。

さすがに今年は状況が違う。
ポットやテレビを取り上げるわけにはいかないが、窓と扉はダイニングに風が通らないので、先日思い切って、晩ご飯食べ終わる迄は開けておいてくれるようにお願いしたら、やっと通気のありがたみを知ったのか、それとも世間に申し訳なくてエアコンの電源を入れる勇気が持てないのか、今年になって、まだ一度も室外機が唸る音を聞いていない。

この点で言えば、次の電力使用量のお知らせに、ちょっとワクワクする。

夜、いつもならば、灼熱の工場勤務の主人が気の毒なので、帰宅を境に寝る迄は、涼しい生活をしているのだが、今年から現場を離れ、だいたい涼しい事務所での仕事になった事もあり、まだ発動に至っていない。

しかし、寝る時は別である。
夜中暑くて目が覚めるのは睡眠不足の元なので、タイマーなど使わず、朝起きる迄キッチリ使うことにしているのは、いつもの年と変わらない。

それでも、改めた点はある。
それは、今迄除湿を使っていたのを冷房に切り替えたというところ。

節電ブームになって知った人も多いと思うのだが、除湿より冷房の方が電気を使わないらしい。
除湿というと、『うちは冷房は使わず除湿だけにしています』なんて、なんだか控え目な使い方のように思いこんでいたのに。
で、冷房にしたら、なんと28度なんて、寒くて寝てられないじゃないか。
うちは29度設定で、長袖、長ズボン、明け方にはタオルケットじゃなく、足元にある布団をズルズル引っ張ってかける状態になった。

さて、『目がテン!』で検証して面白かったのは、冷蔵庫前のビロビロビニール・・・。

夏場に設定温度を強から中にしろと言われても、夏こそ強めにしたいんじゃあ?と納得いかなかったのだが、ビニール付けて済むなら、少々鬱陶しいけど節電に協力できないこともないから、考えようかと思っていたのに、ビニールがあると、取り出す時間がかかるので電気を使うという話。
さもありなんと思ったのは、あれだけ思い切り詰め込んでいたら、そりゃ出したいモンもすぐには取り出せないわ、というところであった。

冷蔵庫も、ウォークインクローゼット宜しく、コの字型収納にして見晴らしよく、詰めすぎないというのが鉄則である。
そして、必要以上に扉を開けないコト。
これに勝る節電はない。

加えて冷蔵庫室内のビロビロの欠点として、ビロビロカーテンに遮断された扉側の収納物が冷えにくいらしいというのがあげられる。

もうひとつ、テレビの主電源を落とすとか、使っていない時はコンセントを抜くなんてコトは節電マニアにとっては初級レベルだろうが、暗めに表示させる、音を小さくするなんて努力を重ねている方もいるらしい。
ちなみに、主電源を切らなくても、コンセントを抜かなくても、ブラウン管がアナログではなくなった今、ほとんど待機電力を使っていないらしい。
そして画面を暗くするのは結構効果が認められるが、音はおっきくても小さくても電力的には差はないそう。
但し、スピーカーをあっちこっち増設していれば当然そちらの動力は使う。

それにしても、こんな情報、節電に迫られるより前に教えて下さっても良さそうなものである。
いくら使った分は払うシステムとはいえ、知らずに垂れ流している物は多いし、そういうのをもったいないと言うのであろう。

気の毒に思ったのは、商店街で協力して街灯を3分の1にしたのに、契約が従量制ではなく定額制だった為、電気料金に変化がなかったという町。
どのような契約で、通常いくら払っているのか理解していなかったのは違う意味で笑えない話ではある。
しかしながら、電力会社の言い分としては、理解の上での契約だから、電力会社側からあえて従量制に促すような事はしないし、ましてや使った分を返金するなんて事は有り得ないって事だが、そもそもこれは一体、何の為の節電協力なのか、お伺いしたくなる。

寝苦しさに耐えて節電している方々にしても、夜は比較的使用電力が低いから電力会社側からしてみれば、節電の必要がないなどとは教えてくれない。
もしも本当に、夜の節電がそれ程必要ないのだとしたら、大げさなネオンサインはともかく、街灯などを暗くする必要はないだろう。

現に、暗い夜道や、開け放した窓からの犯罪は増えていると聞く。

3月11日以降、初めて言葉や文字を交わす人とは、必ず、地震の時はどうでしたか?というようなお互いを見舞い、確かめ合う言葉が添えられたが、それも徐々に風化しつつある今も尚、不自由な生活を強いられている被災地の方々には、心より敬服する。
同時に、今回、揺れについてはホントにお裾わけ程度の事でありながら、当日これまでにない長時間に渡って停電し、これからは計画的に電力を使わなければ、また強制的に止まってしまうという脅しは、充分骨身に染み込ませる、良い経験を与えられた事に感謝している。
そして、これ迄が、明る過ぎたり、涼し過ぎていた事を感じずにはいられない。
これを機に、元の明るさや同じような空調を取り戻すというよりは、この程度の電力消費で無理がないと感じる工夫が必要なのかな、と思ったりする。

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機種変更に優しくないauだとは思っていたけれど

私が約4年ぶりに携帯電話の機種を変更したのは、東日本大震災後まだ間もない3月19日であった。

何も地震が起きたから急に買い換えたくなったわけではないが、元々、1月末に始まったauの『春セレクト割』キャンペーンが終了する5月末迄にはと思っていたところに、あの震災である。
余震が続いたり、やもすれば併発地震で自分の足元が大揺れするかもしれない中、緊急地震速報も入らない携帯を、いつまでも抱えているのに不安を感じて、購入時期が若干早まったのは確かである。

それにしても、端末代が税込57,750円って、何度見ても高っ・・・。
物の値段としては正しいのかもしれないが、型落ちを待って、せいぜい10,000円前後でしか手に入れた事がなかった身としては、たかが携帯電話ごときに6万円弱と言われても、中々思い切れないでいたのが、長々使った理由である。

『春セレクト割』というのは、2年間の割賦契約を結ぶ事によって、月々最大1,000円、ものによっては1,500円を契約が満了する迄割引き、最大24,000円若しくは36,000円お得になるというお話である。
但し、途中で割賦を一括払いして、2年間続く契約をチャラにした場合、この月々の割引もなくなってしまうという、他の携帯会社に御客が流れないようにと、よくよく考えられた上手い企画でもある。
割引対象となる金額は、基本使用料、国内通話料及び通信料、安心ケータイサポートを除くオプション料の合計からなので、私のように使う時はある程度使うけど、使わない時はほとんど使わない人向きの料金プランからでも、大抵が最大限の得が出来るという、ありがたい企画なのであった。

これで溜めに溜めたポイント20,000円分を使えば、端末代は15,000円を割った計算となり、結果的にはめでたく機種変更を終えたのだが、実は、ちょっとひっかかるやりとりがあった。

我が家から歩いて行けるauショップは、何かのついでに寄って用を済ませるって事が不可能な程、いつも待たされる。
1時間越は盛っての話ではないから、覚悟を決めて買いますという段階、またはどーしてもショップじゃないと手続きが出来ないような用がなければ、順番待ちの発券ボタンを押せない。
なので、春に機種変更をする際も、auお客様サポートに散々確認した上で足を運んだというわけだったのだが、窓口の説明と違っていた。

『私が24回に分けて支払う端末代は、57,750円-24,000円-現在あるポイント÷24で良いの?』

窓口のお兄さんは
『それはお客様サポートが間違っております。
端末代は端末代として24回に分けて払っていただき、その間ポイントがある分はポイントで支払っていただけます。
それ以外の部分で割賦がある内は、毎月1,000円迄はお引きいたします。
大変申し訳ございませんでした。』
と、深々と頭を下げた。

数行前に述べたように、その時は結果的に良いと思われる状態だったから、その場で吠えるような事にはならなかったのだが・・・。

5月末に終了した『春セレクト割』が好評だったので、通年の割引プランとして『毎月割』というのが登場したという広告を見て、主人も新しくしたいと言い出し、さすがに娘にだけ古い端末を持たせているのに後ろめたさを感じた為、一緒に買い換えてやることにしたのが、つい先日なのだった。

今回の値引きは一律、月1,500円が24回分。
ざっと計算すると、主人はギリギリ使いきれるが、娘については学割を使っている為、毎月1,500円の恩恵を丸々受けられないかもしれないので、よせばいいのに再びauお客様サポートに確認してしまった。
その際、
『春のセレクト割の時は、端末代は割引に含まれなかったはずだけど、今回はどうなの?』
と聞いたら、サポートのお姉さんははっきりと、
『いえいえ、ご安心ください。今回は春のセレクト割とは違って、端末代金からも引かれますので、お客様が損をするということはございません』
と言い切ったのだ。

しかしながら、ま、ここに述べる位だから想像がつく話だと思うが、またしても窓口では、端末代は含まれない、要するに『春』が『毎月』って名前に変わっただけなんだと言う。
auとしては、あくまでも機種の値引きはせず、サービスからの割引を通したいのだろう。
窓口で流れを話すと、
首をかしげ聞いた上、間違えているのはお客様サービスだと、気の毒そうな顔をして謝って下さるのであった。

しかも、
『窓口と電話と言うことが違うというお客様が多いんですよね・・・』
と呟いた。
おいおい・・・そこが問題なんじゃん。

とりあえず、丁寧にわかりやすく説明して下さった窓口のお姉さんにはお礼を言って
『最後にお願いがあるんだけど』
『はい、なんでしょう』
『私に誤った説明をしたサービスの方ご本人から、きちんと謝って欲しい』
そんなことしてもらったところで、結局のところ、こちらは1円も得しないんだけどね。

被害者の声が肝心な人の耳に届かないのは、どこの世界も同じらしい。

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