カテゴリー「フルハート」の11件の記事

ジベルバラ色粃糠疹の経過

 ジベルバラ色粃糠疹。この病名でここを訪れてくれる人の多さに、少し驚いている私であるが、へーほんとに多いんだーなどと感心もしている。

 そのジベルバラ色粃糠疹の経過であるが、やっぱねぇ…ここんとこ、結構痒いんですよ。。。

 皮膚科のセンセが言ったように、湿疹は体中に広がっている模様。今日は、ふくらはぎにもその傾向を見た。
 いつ痒いのかと言えば、風呂上り。普通どんなボツボツがあっても痒いという状況である。
 完治までに3週間から8週間と言われて、病院に行ったのが見つけてから数日なのだから、私の8週間の先は長い。
 
 痒みというのは、これをかいたら、皮膚がダメージを受けるとわかっている大人でも、とりあえずかいてしまうのではなかろうか。痒いところをかくと、恍惚とした気分になるもんね。それによって皮膚が破けて傷がつこうが、血が出ようが、今はかきたいのである。そんで薬を塗る。かくまえに塗らないといけないんだけど、かいちゃう。

 ところが、この湿疹。まあ、かいてなんでもない肌はないんだけど、かいたところで、だからといって?というようなダメージしかないのも不思議。湿疹があるところをかいたようなひどさがない、といえば伝わるだろうか?
 ここでまたフルハートの宣伝になるようだが、私の場合、次亜塩素酸水をシュッシュっとし、スクワランオイルを塗ると、痒みは綺麗に治まるのである。風呂上り、顔はラップするので、ついでに次亜塩素酸水をシュッシュとして塗り塗りする。かくまえにしろよ、とは思うのだが、その欲求のこの効果は別。。。。。

 このまま8週間過ぎたら、すっかり初夏である。

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足裏フルハート

 『足裏フルハート』って語呂がいいですね、と葉っぱカフェオーナーのKさんからメールを戴いた。
 どうやら、布団の中で足をスリスリするのが気持ち良いのは私だけではないらしい。
 『ちょっと、今までには無い感覚でしょ?』とKさんはおっしゃるのだが、ホントにそう、不思議な感覚なのである。

 フルハートは顔専門の美容法ではないので、皮膚はどこでもOKだと言うKさんは、唇にも手にもフルハートを施しているので、リップクリームもハンドクリームもいらないそうだが、多分、唇にフルハートしてるのは私の方が先であろうと思う。
 最初、フルハートを紹介された時、ポリエチレンラップで気道を確保してやって下さいと言われ、イラストでは目と鼻と口をくり抜いた状態を依頼された。そして、当初販売するはずのキットの中にも、市販でよく見る目鼻口をくり抜いた顔型のシートがセットされていた。

 でも私、最初っから気道の確保しかしていないのである。四角いラップを顔の上に載せ、鼻の穴があたる部分だけ指で裂いて、後は全面フルハートしていた。当然瞼も唇も覆われている。シートはシートで使い勝手が良かったのだが、私は口の部分も瞼の部分も丸々フルハート出来るラップが好きなのである。

 私の唇は元々冬場頑固な乾燥唇なので、未だプルプルには思えないのだが、確かにここのところ、リップは常備していない。
 は…と我に返ると、鏡開きを待つ餅のごとく捲れる唇の皮を噛む癖だけは、なくなりそうである。

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足の裏も

 先日、葉っぱカフェのオーナーであるKさんと電話していた時に、不意に奨められたのが、足の裏にもフルハート美容法すると良いというものであった。

 顔面に微酸性次亜塩素酸水を吹きかけ、スクワランオイルを塗布しラップで覆うというフルハート美容法を施しても、家事は出来るし、運動も出来る。あまり汗をかかない時期の今、待つこと5分の間に柔軟運動をするというのが日課であったのだが、足の裏にラップを貼って5分か…なんもできんな。

 朝は、シャンプーと洗顔を済ませた後にフルハートし、その間にヤカンにお湯を沸かしたりするのだが、足の裏にラップを巻いていると、例えお湯が沸いても走って火を消しに行くのは不可能…。
 昔懐かし合体ロボのような足取りで、がしゃん、がしゃんって頭で唱えながら、一歩一歩ヤカンに近づく。そんな思いしてまで湯を沸かすかなー…。

 坊ちゃん石けんの紹介でも書いたが、私の足の裏は、かつて鋼鉄のようであった。暇を見つけては、ガリガリガリガリガリガリガリガリ…とドクターなんとかのデカイヤスリを、左右別々に持っていた。別に左右分けたいとかいう潔癖症ではない。洗わないと取れない粉というか、皮膚の残骸というか、削りカスというか、ヤスリの目に真っ白に詰まって、右の終盤には、このまま左に移ったら、効果無いだろうという程の詰まり具合だから、であった。
 足専用詰め切りも持っている。これは本来、足の巻き爪とか的確に挟んで切り取るという役割ではあるが、私の場合、足の裏の皮が手ごわい時に、予めパチンパチンとやっていた。
 髭剃りの刃をカーブをつけて押さえたようなタコ剃りも持っている。これも削り作業をより楽にする為の荒削り処置工程であった。

 が、坊ちゃん石けんを使いはじめて、あれ。。。。と気づいたのである。随分削ってないじゃん?
 ただ、ここにきてまた乾燥の季節がやってきて、毎朝、毎晩、靴下を履く前にクリームを塗る習慣も戻ってきた。かさっかさのがっちがちではなくなったが、それにもどりたくなく、自然とクリームでケアしていたわけである。

 その時に、この足裏フルハートの薦めである。初めてまだいくらでもない。けれど、クリームはいらないかな。
 何より、血行がよくなったのだろうか。布団の中で自分の足と足を寒いわけでもないのにスリスリしている。
 何を隠そう、土踏まずの辺りの本来掌のように柔らかい部分も、今まで硬かった私である。自分の足になんか足ででも触り合いたいとは思えなかったのに、思わずスリスリ…気持ち良いのである。

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オープンです

 年内にオープンしたいんです、とKさんはおっしゃった。わかりました大丈夫です、とか言っちゃって、ホントは何の根拠があったわけではない。多分大丈夫だろうという憶測だけであった。
 多分大丈夫だろうというのは、これに何の根拠があるわけではないのは確かなのだが、好い加減に言っているつもりもなく、まあ、急ぎは急ぐ、ただそれだけなのである。物理的に無理じゃないのはわかってたし、あとは、そこにどれだけ自分が持っていきたい形を注ぎきれるかという問題だけであった。

 オープンしたのは『葉っぱカフェ
はじめにKさんが、どこから何を思ったのか『美容法を売る事にしました』と言った時がスタートで、色々な人の手を経て、形は当初と随分変わったのだが、いづれ私にサイトを作らせて貰えるかもしれないと、それこそ何の根拠もなく思った通りになったわけである。

 葉っぱカフェは、フルハート美容法を広めたい事を骨組みに、自分の肌と向き合って、色々な化粧品やサプリメントを、ただ注ぐのではなく、人間が『元々持ってる力』や『自らが作り出せる力』を最大限に利用しながら、何が足りないのか、どうしたら綺麗でいられるのかを見つめ直す事を提案している。
 そしてそれは、Kさんが開きたい『肌のことを含めた色々な情報を交換できる』サロンの出発点である。
 そういう意味においては、まだまだ序の口の展開であるとは思うが、まず第一弾の出来上がりとしては、自分で言うのもなんだが、大変良く出来ました◎という感じである。

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まもなく開店

 思えば、Kさんは最初、私のイラストが気に入ったと言いつつ、『微酸性次亜塩素酸水』の生成器を売る為のサイトを作って欲しいと言ってきたのであった。それと共に、自分の営業用のツールであるパンフレットのイラストを依頼してきたのだが、徐々にその方向性は変わっていった。
 Kさんは、『微酸性次亜塩素酸水』の効果を調べるうちに、それを利用した美容法の虜になり、今や『微酸性次亜塩素酸水』は二の次、『フルハート』名づけた美容法と、『フルハート』をより効果的にする化粧品を世に出そうと頑張ったのだが、薬事法の壁は厚く高かった。

 壁にぶつかる前の段階からではあるが、化粧品をキットにして売ろうというあたりで、『フルハート』は、もはやKさんだけの力だけでは支えきれないような大きな企画となりつつあったので、エルモーンさんという会社が取り扱う事となっていた。

 エルモーンの社長さんとは、私も、夏に1度お会いさせていただき、サイト掲載の為の商品を撮影する現場に同席させていただいた。
 自分の描いたイラストが載ったボトルが撮影されるだけなのだが、なんだか娘でも写されているようでドキドキしたものである。
 それから数ヶ月、いよいよフルハートのサイトのオープンが近いらしい。

 さて、Kさんは、商品を扱う上でのサポートと、自らも営業をかけ販売をするつもりでいたらしいのだが、どうにもそれだけでは動き足りない模様。
 …元気な女性である。

 Kさんが、もともと『微酸性次亜塩素酸水』や『フルハート美容法』を世に広めたいと思うワケ。それは、これらによって自らが感じた『健やかさ』の実感からである。
 『フルハート美容法』を商品として世に広めたいというのもさることながら、『肌のことを含めた色々な情報を交換できるサロンを持ちたい』というのが将来的な夢であると伺っている。

 『その夢、前倒しにする事に決めました』1度は、寝かせておいたサイトを作るという計画が再び浮上し
 『葉っぱカフェというサイトを自らオープンしたい』と私に相談したときには、既にドメインを取っている人なのであった…。
 それが10月半ばの事。こちらも半分位は形になったところである。

 以下次号。

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お菓子箱の行方

 Kさんが『お菓子箱』のイメージで作ろうとした『フルハート』の、その後はどうなったのか。

 3月に『お菓子箱』を作りたいと言うKさんにお会いした時は、まだ二人とも厚いコートを着ていた。なんとかかんとか『お菓子箱』は出来上がりに漕ぎ着け、WEBショップを立ち上げるので、商品の写真撮影をするという。その時、販売を引き受けて下さった社長さんや、サイト製作会社の方などを紹介して下さるとお会いしたのが、お盆明けの、泣きが入りそうに暑い日だった。

 もしも私がずっと、Kさんの依頼どおりのイラストだけ描いて納品していたら、Kさんとの『おつきあい』は、それ程濃いモノにならずに終わったと思う。最初の内は私自身もそのつもりだったし、Kさんも私に必要以上を求めて来なかっただろう。
 ただ、Kさんはいつも、手書きを読ませる為に活字にした原稿というより、出来上がったら、このまんま印刷しちゃいますよーというような恐ろしい状態で『提案』を下さるので、私の心に鬼気迫るものがあって、『あのー、宜しければ、文字もどうにかしたいと思うのですが』と、ついに言ってしまって、今に至るわけである。

 Kさんが『世に広めたい』と思う『フルハート』というのは、健やかな肌を目指す美容法で、アンチエイジングとも戦える勇ましさはあれど、限りなく女性的なものであり、Kさんも私から見れば、とっても女性らしい。
 けれど、Kさんの提案してくる文字とか画像は、かなり『おっとこまえ』で、潔いものなのである…。ほら、運転するとホントの?隠れた?性格が出るというのに似ている…。

 どうにか、私のせっかくのイラストが生かされると思われる文字を、宛がう事が出来る幸せを味わうのもつかの間、モノをひとつ世の中の出すをいう事の大変さを、これから実感してゆく事になる。

 普段、当たり前のように目にして手に取っている『商品パッケージ』というものを、いざ自分達で作ろうと思うと、色々な制約や決まり事があるのに気づかされる。
 それは、内容量の表示であったり、内容物の明記もそうだし、その注意書きや金額といったもの。そして、近年忘れる事が出来ないのが、プラだ紙だのリサイクル?分別?マークとバーコードである。
 しかし、探したら無いモノを見つける方が難しいのがWEBの世界だ。そりゃマークの書体はどこかに転がっていると思って探したのだが、バーコード作るソフトなんかもあるのには驚いた。チキチキ計って描くのかと思ってたよ…。さすがに、バーコードソフトは解読してる時間がなくて、印刷屋さんに知らないフリしてお任せしてしまったが、勿論印刷屋さんだって、ソフト使ってるんでしょうよねぇ。

 私がそういった見たくれの面で悩み苦しんでいる頃、Kさんは薬事法と戦っていた。まー思いつきで書いてはいけない言葉のオンパレードなのである。Kさんなりに考えに考え抜き、勉強しつくして出したGoサインは、結果として見切り発進となってしまったわけ。
 なので、様々な困難を経て、めでたく出来上がった、Kさんの言わば夢が詰まった『フルハート』の最初の詰め合わせは、はかなくも世に出る事がなくなり、幻の逸品と化してしまった…。が、しかし、作られた個々の物は単品で売るらしい。

 私の知人が何気なく言った。こういう『たたき台』ってのが必要なんだよね。これがないと、あーでもないこーでもないって、はっきり見えないし、思いつかないじゃん。て、言われてみればそうかも。そういう意味においては、これも大切な、でも『たたき台』。。。つまり『たたき台』に、私はこの夏暑く燃えていたわけだ。ま、力加減する実力もないんだしー。

 一時は立ちはだかる薬事法に、半ば『あしたのジョー』の『真っ白に燃え尽きた』が如く状態になったKさんだったが、打たれ強いのは営業ウーマンの性らしい。そして私も、立ち直ると更にパワーアップするKさんに誘われ、これからまた、別な方向から攻めようと準備しつつある秋10月、そろそろ再び上着が必要な季節なのであった。

 以下次号。

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その名は。。。坊ちゃん石鹸

 Kさんが考案する『微酸性次亜塩素酸水』と『スクワランオイル』を使って、人が身体に備えた機能を利用して肌を整える『フルハート』という美容法を詰め込んだ『お菓子箱』の中身の内、打ち合わせの時には現物がなかったのが『石鹸』であった。

070924_135001 『フルハート』というのは、これと限定した化粧品のセットではない。あくまでも美容法なので、フルハートの美容法に条件があったモノを厳選して詰め込みたいというのが、Kさんの願いである。
 この美容法に『水』と『オイル』が欠かせないのは勿論であるが、もうひとつ大切なのが『洗い上げる』為の『石鹸』である。打ち合わせの時に、大変良い石鹸があるというお話だけは伺えたのだが、
 『後で送りますね』
 いつものように軽く言うKさんである。ついこちらも軽く聞き流してしまうのだが、それがこの『釜出し一番 坊ちゃん石鹸』であった。

 これを、最初に数個、次に10個位だったかなぁ、Kさんは送って下さったのである。追加で送って下さったのには色々事情があって、それは後でにするが、御覧の通り、インパクトのあるパッケージを最初に箱から出して見た時には『……すげ…』という印象。
 この刻印は当然石鹸自体にもなされているので、袋から出しても暫く坊ちゃんとお付き合いできるわけであり楽しい。大きさがまた、縦横約75mm厚み約25mmもあって、どうがんばっても家庭にある石鹸ケースが台座のようになってしまうじゃあないかっ。
 それもそのはず、この石鹸、元々は絹やウールを洗う為の石鹸であるらしい。手肌を荒らさないから肌の弱い人でも安心して使えるというわけで、表示も『台所用石けん』とある。
 だからかどうか、ホームセンターの台所洗剤コーナに置いてある場合は比較的安価で手に入るのだが、身体にやさしい無添加コーナを謳っている棚では、台所用の2倍近い金額で売っている模様。。。

 残念ながら、この『坊ちゃん石鹸』は、『フルハート』の箱に納まるには至らなかったのだが、我が家では全員が使い続けているので、Kさんから戴いた分はしっかり使いきり、先日『楽天』内のショップで箱買いした次第。

 家族全員で使う事にしたのには、わけがある。Kさんが最初に『坊ちゃん石鹸』を送って下さったのが、ゴールデンウィークの休みに入る前であった。
 我が家の主人は、普段仕事上がりに会社で風呂に入ってくるのだが、休みの時は、当然家で入る。彼は数年前から、乾燥肌と湿疹で、皮膚科にも通ったのだが中々合う薬にも当たらず、今も飲み薬と併用しているのだが、一進一退を繰り返してきた。ひどい時には夜中に掻き毟り、爪が血で染まる事しばしば、毎日背中に薬を塗るのは私の役目だった。
 ゴールデンウィークは1週間以上家の風呂を使うわけだが、『坊ちゃん石鹸』にしてから心なしか背中を掻き毟っている跡が少ない事を、『坊ちゃん石鹸』の使用感のついでにKさんに伝えた所、Kさんは追加で送って下さったわけである。。。催促しちゃったみたいでホントすみません。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 それと、これは最近になって、おぉ??っと気づいた事。私、実は、ほおっておくと、足の裏がゴツゴツしてきちゃうんですね。けど、まだまだ一応『女』やめていないので、巨大かつ強力なヤスリを常用して、折に触れてはゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ…としていたんだけど、あら?ここんとこやってない、てか、最後いつしたんだっけ?みたいな状態で、足の裏の臨時点検をしてみたんだけど、補修の必要は無いみたいなのだ。

 今迄はボディソープだったので、泡立ちの良い垢すりを使っていたのだが、『坊ちゃん石鹸』は固形なので、ちょっと従来のモノでは泡立ちが悪いのを感じ、固形石鹸用ってのを買ってみたら、今迄の垢すりより肌触りが柔らかい上、よく泡立つ。つまり、今迄よりも肌には優しく洗っているにも係わらず、角質がよく取れてるってーことなんでしょうか。
 『坊ちゃん石鹸』てすごい…というお話。

 以下次号。

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お菓子箱なんです

 お水の話が一段落して、再びKさんから連絡があったのは、今年の3月の頭である。
 Kさんは、最初『微酸性次亜塩素酸水』の生成器の販売ツールである、パンフレットのイラストを私に依頼してきたのだが、今回は、その美容法を広めるべき『キット』を作ろうという企画である。

 電話で簡単に説明をした彼女は、その箱の表紙を私の絵で飾るのだと言う。
 『全国デビューですからっ。是非頑張って戴きたいんです!』
 Kさんの声にはかなりの力がこもっているのだが、私には、軽くとか、簡単にとか、あんまり自分の作品に力の量を加減する腕はない…。
 いつもそうなのだが、出来上がったものと、それに費やした時間というのが比例することは無く、わかっちゃいるのに、つまらない所にこだわってみたり、しゅしゅっと描きあがったものに意外な評価があったりする。

 今回も、前回Kさんに納品した『顔』の中で、Kさんも私もお互いが気に入った『顔』というものがあった。

 それは私が『フルハート』という名前と、その本質を受け入れた時に、ポンと頭に広がったイメージで、他のどの作品にかけた時間よりも短いけれど、確実に思い入れがあるものに仕上がった。
 それが伝わったのだろうか、Kさんは、次の工程を依頼するときに『この女性』を様々なシーンに登場させて下さい、と言う。。。とほほ、漫画家目指した頃を思い出すじゃないか…。

 ともあれ、それでいくつかのパターンが出来ていた、と言えばそうなのだが、今回、改めてKさんが私に求めてきたのは、まったく異なったイメージなのであった。

 フルハートのイメージとして、自然のモノを味方につけて、自分を磨くというものがあって、どうしてもナチュラルな飾らない場面が思い浮かび、なるたけ身に着けない素肌を強調したくなるのだが、今回は『微酸性次亜塩素酸水』の生成器を元々売る側にいる方からの要望で、『創り上げた女性』にして欲しいそうだ。う~ん…。

 しかし、何も『創り上げた』と言ったって、アンドロイドを描けをいうわけじゃなく、フルハートでこんなに綺麗になったから、さぁお化粧もきっちりして、どこ行こうかしらって場面であるという。なるほど…。

 何枚かデッサンし、Kさんに投げるのだが、Kさんは『とっても良い』と言いつつ、イマイチの反応である。
 今思うと、私にも咀嚼しきれない部分があったのかもしれないのだが、実はKさん自身にも色々迷いが生じていたらしい。間もなくKさんから連絡があった。
 『私、やっぱり自分を信じる事にしたんです!』
 Kさんは、元々『微酸性次亜塩素酸水』の生成器を売る側にいる方との取引を終えたのを機会に、自分が最初インスピレーションを感じたモノを使いたいのだと言う。
 それが、あの、お互いに気に入った『顔』の女性である。

 『この女性に加筆して下さい。花を周りにちりばめてくれると嬉しい。』
 Kさんの良い所は、必ず自分のイメージを図式化及び実体化してくれる点である。言いたい事が的確に伝わってくる。但し、それを拝見すると、大変男前な部分を感じたりする。。。

 今回のキットの箱のイメージは『お菓子箱』なのだと言う。
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 美容室に訪れた人が『これは何が入ってるのかしら』って思わず手に取ってくれるのを願うそうだ。発想を聞いている限り、すごーく女性らしい。だから私は、その女性らしさを生かさなければならない使命を、ひしひしと感じた。

 そして、出来上がったのがこれであるが、フルハートが、これから波乱万丈な道をゆく始まりに過ぎなかったなんて、Kさんも私も、まだ夢にも思わない頃であった。

 以下次号。

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じゃんじゃんうがいして(お水その3)

 せっかく私がイラストを描くのである。私が最初のユーザになって何が悪い?とか言う気負った感覚ではなく、実際、我が家族は喉が弱い。

 そりゃ遺伝子的に考えたってわかりそうなもんで、主人の母は、こう言っちゃ何だが自分の健康だとか、どうやったら、この先長く元気で自分の足で立っていられるかって課題に、自分が老後を迎えてから本格的に気づいたような方で、結婚当初は、何かといっては寝込んでいるのを確認している。
 それから15年以上の時を経て、いっくら栄養状態が改善されたとはいえ、寝込む事がない方が変で、いくら高倉健と同じ年といっても相手は現役俳優…御年75を越えて風邪のひとつやふたつ年内に患っていないと悪いような人生を送っていらしたわけである。
 その方を母体に持つ主人は毎朝うがいを習慣とし、その娘は慢性なハナタレに悩み、双方風邪をひいては、まず咳き込み喉にくる。
 それだけでも価値あるんじゃない?と思って、私は『微酸性次亜塩素酸水』の生成器の購入を決めた。

 生成する機械を購入するに当たって、家庭用とはいえ10リットルを作って、数週間で使い切る?というものであったが、家族で朝に晩にうがいしていたら、悩む程の事はなかった。
 
 本来、消毒薬とは「タンパク質の変性作用」を利用して細菌やウイルスを退治するものらしい。これは、タンパク質の区別ができないので、ウイルスも人間のタンパク質も同じように変性させてしまうんだそう。だから、うがい用の消毒薬は本当はあまり身体に良いものでは無いという。
 けれど、『微酸性電解水』の主成分である『次亜塩素酸』は、我々の身体の中で作られる化学物質なので、人間の身体を傷つけずに細菌やウイルスだけ退治する、というのがKさんの説明である。
 消毒効果は、台拭きで充分みている。

 体質改善に即効性は期待しない。まだ残暑が時折厳しい9月であるが、我が家にこの水が入り込んで1年がたとうとして、また冬が来る。
 この冬家族が健康で過ごす事が出来た実感があれば、この機械の購入は無駄ではない。

 同居の義母の話をメールでやりとりする内に、Kさんは義母をダイエットモニターに誘って下さった。日常生活では我慢しないでいい。好きなもん好きな時に食べて、フルハートの美容法だけ実行してくれればいいからという、ダイエットしないダイエットモニターである。
 義母は、昼間好物の餅菓子を遠慮なく食べ、夜のご飯を控えるという手ごわい人ではあるが、うがいと美容法の習慣はついた模様。本人は老人シミが薄くなったと喜んでいる…ほんとかなぁ。実は、そこまでじっくり姑の顔を観察した記憶がないので比べられない私である。
 ま、何か続けている事があるって、生きてる証だよねっ

 以下次号。

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あるお水に誘われた(その2)

 私にイラストを依頼したKさんのお仕事は営業である。

 何を売るのかと言うと、『微酸性次亜塩素酸水』の生成器である。
 『微酸性次亜塩素酸水』というのは、『希塩酸を原料として無隔膜電解槽で電解し、得られたpH5~6.5、有効塩素濃度10~30ppmの溶液』なんだそう。なんだか、それって身体にいいの??と聞けば聞いただけ難しい内容である。
 出来上がったお水は、無色透明で特に味は無く、臭いもほとんどないんだそう。食品を殺菌した場合も異臭味の発生は無く、食感や栄養成分への影響もないのだという。早い話が、口にシュってしても平気な、ノンアルコール除菌液。
 その除菌消毒液みたいなものを作る機械を、家庭をターゲットに売るのだそうで、堅い機械を柔らかいイメージにする為に、私のイラストが必要なのだとおっしゃった。

 食品工場などでは既に使われているようだが、家庭レベルでどうするの?という疑問。Kさん曰く、うがいに使う場合、薬が要らないのだそう。冬は加湿器に入れたり、風呂に入れたり、室内の観葉植物の根元にかけると、よく発生する小虫もいなくなるという。
 なによりもKさんは、この『微酸性次亜塩素酸水』を調べるうちに、美容と健康に効果がある事がわかってしまった。
 『私のおでこ、チリメン皺でいっぱいだったんです』というKさんのお肌はぴかぴかなのである。

 私は、とりあえずその生成器を使わせて戴けるようお願いしたのだが、誤解のないように、Kさんは私に生成器の使用を奨めたわけではない。百聞は一見に如かずは、私の性格である。
 最初に驚いたのは、台拭きであった。梅雨時だとか菌が発生しやすい時期、なにかこう嫌な臭いに覚えのある方は多いと思う。除菌効果のある洗剤で洗っても、その時だけでまたすぐ臭いはしないか?
 ところが、ボールに生成した水を入れて浸して数分でである。何も臭わないし、ゆすがなくて良いし、それが長持ちするって凄い。。。てか、ありがたい。。。

 さて、その美容法であるが『フルハート』と命名。生成した『微酸性次亜塩素酸水』とスクワランオイルを使う。

 ケガした後の傷からは、傷を治すために必要な成分が含まれた『創傷治癒』に重要な『滲出液』が出てくるのに、ガーゼを当ててしまうと、治癒に必要な成分を吸収されて乾燥してしまって、自然治癒効果が出ない。
 そこで、傷にラップ等の水を通さないフィルムを当てて密封すると、傷は常に湿った状態になり、人間が持っている自然治癒能力が最大限に活かされるというわけ。
 この医療技術である『閉鎖湿潤療法』・『ラップ療法』の原理を利用したフルハート美容法は、年齢や性別を問わず、誰でも簡単に試せる。

 補わず、自分の持つ力を引き出してゆくという新しい美容法である。

 この美容法は、皮膚表面を刺激することで、皮膚の中の免疫細胞や脂肪細胞の働きを活発にし、皮膚の損傷が治る反応を利用して肌の状態を改善させる。このときにヒスタミンという物質が放出されていると考えられ、最近、神経ヒスタミンに内臓脂肪を減らす作用があることがわかってきたらしい。
 まあ、フルハートの場合、炎症に関わるヒスタミンなので、体脂肪を減らすヒスタミンとは受容体が違うのだが、別にダイエットした覚えもないのに、この美容法を続けて痩せたという人がいるので、何かしら良い影響があるのでは、とKさんは考えている。

 やがて依頼のイラストは完成し、じゃ、営業販売頑張って下さいとお別れしたのもつかの間、再びKさんからご連絡があったのは今年の3月である。
 『化粧品にして売ることにしました』…あながち有り得ない展開ではないが、え。。。。という感じ。

 以下次号。

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あるお水に誘われた(その1)

 微酸性電解水という名前を聞いたのは、去年の今頃の事である。

 私の仕事のひとつに、CADで図面を描くという分野がある。内容は、車だったり、ネジだったりと硬いものもあれば、布みたいに厚みの無い柔らか物もあるし、プルプルと揺れそうな固体や、ぴかぴかに光る物体もあり、様々である。説明書一式なんで、表もあればフローチャートもあったりする。
 その中で、まあ、珍しい類と言える『女性の横顔』。顔洗ったり、何か貼ったり、塗ったりという男性からしたら訳わかんないような流れだけれど、女性が見れば、ははぁんといった工程の依頼を持ってきたのが、Kさんであった。
 早1年のお付き合いになる出会いの序章である。

 私の立場は外注作業員。あくまでもKさんが訪れた事務所からの依頼なので、Kさんを始め、クライアントさんと接触する機会はまず無い。ただ、私にお仕事を出す方が『これは、しわとりの話だからね。よーく理解するといいよ』と冗談交じりにおっしゃったのが、今改めて考えると、運命の一部であったように思えてならない。

 通常、私の仕事は、話の流れによって発生した必要図面を仕上げる事にあり、符号をふって出来上がり、納品したら請求書を書く時点で、確認を含め眺める程度の物である。当然、Kさんのお仕事もそうだった。
 CADをお使いの方ならおわかりになるだろうが、あれで描こうとする曲線というのは、マウスのボタン押したままで、しゅ~っと出来るお絵かきソフトの機能は(少なくとも私んちのには)無い。その苦労は感性で補った…って自慢か?

 ともあれ、納品して間もなく、
 『しわとりのお客さんね、このイラスト描いた人を紹介してくれって言うんだけど、紹介しちゃっていい?』
 『してして!いくらでもして』
 軽く言ったものの、私にとっては、待ちに待った瞬間であった。

 私は中学の頃、漠然と絵を描く仕事につきたかった。スーパーリアルイラストレーションが流行った時期である。猫も杓子もエアブラシに憧れ、けれど、それは何か目指すものではないような気持ちがあった。手で描かないから?指の感覚で上手い下手が左右されないから?けれど今となれば、あれですらアナログな世界であった。たった1枚の作品から、印刷物への魅力にとりつかれる迄、私に、そう長い時間は必要じゃあなかった。
 いつか、自らが持って歩き宣伝しなくても、Kさんのように
 『これを描いてくださった方を紹介して下さい』
と言ってもらえる機会があれば、と思っていたのである。

 Kさんに会って、彼女が切々と説明したのは、『次亜塩素酸水』という水の話であった。私は、彼女が話す内容に、仕事とは別のアンテナがピンピン立って感知しようとしているのを感じていた。もちろん、絵を描く上でそれは必要な要素ではあるが、それよりもである。だから私は、打ち合わせが終わる迄に『是非使ってみたいんですが』と言っていた。KさんはKさんで『じゃ送りますね』と軽く言う。
 物腰が柔らかく、文章も言葉遣いも、私なんかよりはるかに女性らしく感じるKさんは、案外私に似ている、思い立ったが吉日のタイプだとは、その時には全然気づかずにいたのである…。

 以下次号。

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