テレビで『おくりびと』映画館で『BALLAD』
昨年9月13日に封切られ、今も上映継続中の『おくりびと』の地上波放映を観た。
主演の本木雅弘さんの所作の美しさや、あまり世間が知らなかった納棺師という職業のクローズアップと、山形の自然が大きく話題となり、原作を開いていない私は、CMで紹介された部分の映像しか知らずにいた。
チャンスがあれば観に行きたいと思っていたが、なかなか気持ちと時間の折合いが悪かったらしく放送日に至る。
一番最初にCMを観たのは映画館の次回作紹介だったと記憶する。
その時のシーンで目に焼き付いていた死して横たわる美しい女性が、実は男性だったと笑わせてからの本編スタートである。
主人公がどうして納棺師になっていったのかというストーリーに、母と子、父と子、夫婦、知人・友人との間に行き交う愛という情を絡ませ、子供だった自分、大人になった自分、そして父親になる自分が、自分との間で葛藤しながら、それぞれが、それぞれの中で、じんわりじんわり『わかってゆく』、何度観ても、何年経っても名作であり続ける作品だと思った。
ところどころで山﨑努さんが放つ『大丈夫』というセリフが、ストーリーに絶妙な味付けをする。
さて、本日はレディースデーにつき、1,000円で映画を観られるので、娘を連れて『BALLAD』を観てきた。
これも映画館で次回作紹介の時、お姫様と戦国武将と現代人の組み合わせに、あぁ『しんちゃん』だとわかった私は、娘の為に借りてきたビデオに、思い切り泣いた口である。
堂々とリメイクとうたっている通り、ストーリーは、野原しんのすけが幼稚園児ではなく小学生で、アホ丸だしな場面はなく、決して消極的ではないがイザという時、積極性に欠ける所をコンプレックスに思っているというような、私的には許せる範囲の捻りであった。
中学生の娘に言わせると、どの人も良かったけど、『しんのすけ』が・・・、だったらしい。
原作の『しんのすけ』のイメージを崩さない新星が見つからなかったのかもしれないし、監督としては最初っから彼のイメージでいきたかったのかもしれないし、その辺は不明。
草彅剛さん、つい先日『任侠ヘルパー』も終了したが、色々な役をこなせる役者さんとして好きである。
個人的には、がーーっと雄叫んでる時より、静かに凄んでる時の方が怖そうで宜しい。
色々と豪華なキャストだったけれど、実は、野武士役の波岡一喜さんが結構好きな俳優さんである。
初めて観たのは『パッチギ!』
もしかしたら、今後も主役で花咲くより、永遠の名脇役として名を残すタイプなのでは?なんて決して御本人が知ったら喜ばないような評価をしてしまうけれど、期待しております。
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